私は先日、長年の夢だった家庭用金庫をリビングに設置しました。大切な契約書や家族の思い出の品を一つにまとめ、安心を手に入れたつもりでしたが、実際に使い始めてみると幾つかの盲点に気づかされました。まず後悔したのは、内寸の確認不足です。外見の大きさに惹かれて購入したのですが、耐火金庫は壁が非常に厚いため、中にA4サイズのファイルが収まりきらないことが判明したのです。大切な書類は角を折らずに保管したいものですが、私の選んだモデルでは横向きに入れることができず、結局別のケースを用意する羽目になりました。また、重量についても事前の検討が甘かったと感じています。盗難防止のために重いものを選んだのですが、床の耐荷重を考慮せずに設置場所を決めてしまったため、後から床の補強を検討しなければならなくなりました。特に古い木造住宅の場合は、金庫一点に集中する重みが床を歪ませる原因にもなります。さらに、設置場所の明るさも重要でした。押し入れの奥の暗い場所に設置したため、ダイヤルの数字が読み取りにくく、懐中電灯なしでは開錠できない不便さを感じています。金庫を選ぶ際は、カタログのスペック数値だけでなく、実際に自分の家でどのように使い、何を収納するのかを立体的にイメージすることがいかに大切かを痛感しています。これから購入を検討している方には、ぜひ収納物のサイズを測り、設置場所の床の状態や照明環境を事前にしっかりと確認することをお勧めします。